アーバン・タイフーン・ワークショップの目的

アーバン・タイフーン・ワークショップは日本だけでなく海外からも学生や専門家を招き、下北沢の将来や、世界におけるコミュニティのあり方について意見を出し合います。

ワークショップでは都市や国、グローバルな視点で下北沢の文化的アイデンティティを模索します。参加者はワークショップにおいて「クライアント」を常に意識する必要があります。その「クライアント」とは下北沢のコミュニティであり、世界で同様の問題に直面しているコミュニティです。

このワークショップは、下北沢の豊かな文化を保存することの重要性に対する政府や一般の関心を高めることになることを目指します。これはまた、現在下北沢で行なわれている活動のような、潜在的なカウンターカルチャーの政治的な力に対する良き理解へとつながることでしょう。

参加者たちは、マルチメディアやさまざまな分野の手法を用いて現在の下北沢を表現します。渋谷、原宿、新宿といった周辺の街と下北沢の違いはなにか? 下北沢独特の雰囲気と昔の街区割の関係性は? 東京のような現代都市におけるオルタナティブ・コミュニティの役割とは?

また、このワークショップでは、下北沢の道路計画および再開発計画の代案を示すことになります。その代案はインターネット上で公開され、たくさんの人びとの意見や批評を受けることになります。参加者たちは下北沢という限られた地域だけでなく、より広い東京という都市を視野に入れ、周辺地域の特徴や関係者の利害・関心などを考慮しながら検討することになるでしょう。

結果的に、ワークショップの成果は地元のコミュティや革新的な政府が新しい戦略を練り上げたり、より多くの支持者を集めたり、市民参加型のモデルを実現する大きな助けとなはずです。

このワークショップはグローバルなチームの協同活動であり、市民参加型によるデザイン形成の試みです。ワークショップ・ユニットはそれぞれの研究や取り組みをできる限り下北沢の住民たちとともに進めていくことが必要です。ワークショップの成果は、29日(木)の7時から下北沢のアレイホールで公開プレゼンテーションします。このほか、ワークショップの期間中、夕食やパーティーなどそれぞれの参加者どうしが交流を深めるいろいろな機会があります。 いろいろな国や専門分野を持つ人と知り合い、コミュニケーションをとることができるというのも、このワークショップの醍醐味のひとつとなるでしょう。